デブサミの感想など
2007/02/20
先週はデブサミに参加してきました。登録したセッションの全部は聞けませんでしたが、いくつか聞いてきました。特に印象に残ったものをいくつかご紹介します。
【14-B-2】「Web2.0 on Desktop」が開発者にもたらすもの
アドビの下條さんによる、Apollo の紹介とデモがありました。Apolloについては<a href=”http://japan.cnet.com/news/ent/story/0,2000056022,20110227,00.htm”> コチラ</a>などを。Apolloの映像は見たことがありましたが、動くデモを見たのは今回が初めてでした。eBay のクライアントアプリケーションのデモを見せていただきました。
Apollo はブラウジングエンジンに WebKit を利用するというのも初めて知りました。Windows/Mac/Linux でのクロスプラットフォームであることを考えると、Gecko か Opera が選択肢にあがりそうなものですが、軽快であること・オープンソースであることなどを理由に WebKit を選択したそうです。Windowsでの実績が殆どない WebKit を採用するあたり、Apollo の本気さが伺えるのかしら?
Apollo は一個人としてはとても面白そうな技術なので、モノが出てきたら、ぜひ触ってみたいです。Apollo のエンジンがどこまで普及するか、楽しみです。
【14-B-3】PlaggerによるRSS/Atomフィードのマッシュアップ
サイボウズラボの竹迫さんによる、Plagger の紹介。Plagger については名前と概要は知っていたものの、今回初めてどういうものなのか理解できました。とりあえず、JR 東日本の遅延情報を朝メールで知らせてくれるようなものが欲しいです。Ruby に port した PRagger なんていうのも登場しているようなので、こちらを使ってやってみようかな。
【15-D-1】実践『From Java to Ruby』
永和システムマネジメントの角谷さんによる、Ruby のお話。Ruby への愛に溢れたセッションでした。角谷さんのサイトに当日の資料もあります。
Java から Ruby へ移行することがテーマですが、永和さんでは現在いくつかのプロジェクトで Ruby を試行しているそうです。hara も会社で Ruby(というか Rails)を使っていますが、あくまで一人でプロトタイピングしたりデモ開発したりの範囲で、そこを超えると我が社ではやはり Java です。愛が足りないわけじゃないのです。
角谷さんがしきりに宣伝していた「オーム社同時代ソフトウェア開発者叢書」の3冊。面白そうなので、今読んでいる本が終わったら読んでみようと思います。