au の FMC 戦略のキモとなりそうな au one がスタートしました。なかでも、「100 年使えるメールアドレス」とうたう Gmail ベースの au one メールは注目を集めています。

初日ということで今朝アクセスした時点ではサーバがパンク状態。まともに表示できませんでした。とりあえずメールアドレスだけでもと思い、ケータイからメールアドレスを申請。希望のアカウントを入力したら、確認画面もなく取得出来てしまうので、よく考えてから入力した方がいい。

au one メールの画面ですが、Gmail/Gmailモバイルをベースにしており、ほとんどそのままです。今のところ、絵文字も表示できないし、ezweb メールが自動転送されるわけでもない、単なる機能制限された Gmail です。例えば、通常の Gmail には POP3 アクセス可能ですが、au one メールはできません。

今後、絵文字対応や ezweb メール自動転送が追加される予定ですが、そうなったとして、メール保存箱以外のどんな使い方ができるんだろう。まだよくわからない。

広告

会社に au から優待キャンペーンの案内が届いていたり、8 月 31 日まで Natsu 割と銘打って安かったり、au one メールが使いたかったり、色々理由はあるわけですが携帯電話を au にしました。MNP 初体験です。

ドコモから au に MNP で移行するには、以下の手順を踏みます。

  1. 解約・移行手続きの必要なサービスがあれば、よきにはからう(特におサイフケータイ系)
  2. ドコモに依頼して MNP 予約番号を発行してもらう
  3. メールアドレスを予約する
  4. au 取扱店で au と契約する

Edy やモバイル Suica などのおサイフケータイのサービスを利用している場合、MNP でキャリア移行してしまうと旧機種が即座に使えなくなり、バリューの移し替えができなくなってしまうので、事前に解約するなり移行処理をしておくこと。

MNP 予約番号は電話かインターネット(PC サイトまたは iモード)で発行してもらえます。僕は PC サイト(My Docomo)で発行してもらいました。

au は契約前に新しいメールアドレスを予約できるサービスを提供しているので、今回はこれを使って予約しました。

au 取扱店で MNP 予約番号を見せて契約すると完了。このとき au ショップで契約すると、「au にしましたサポート」を利用でき、便利です。僕もお知らせメール機能で新しいメールアドレスを一斉にお知らせしました。

機種は W52P にしました。都内の au ショップで 0 円でした。au の端末はプラットフォーム整備が進んで端末調達価格が安いとの評判通り、量販店でなくとも夏モデルが新規 0 円。本当に安い。

日本通信、携帯メールポータビリティを実現する“tangomail.jp”を発表 – ITmedia +D モバイル

日本通信が「携帯メール・ポータビリティ」を提供すると発表しています。つまり、携帯電話キャリアを乗り換えても使い続けることができるメールサービスを提供するということ。これまでも、この手のサービスはいくつかありましたが、

  • Web メールを提供する
  • キャリアのアドレス(@docomo.ne.jp / @ezweb.ne.jp / @softbank.ne.jp)へ転送する転送アドレスを提供する

のどちらかでした。

今回日本通信の発表した方法は、これとは別の方法で、キャリアのパケット交換機と日本無線のメールサーバを直接つなげてしまうというもの。MVNO キャリアの日本無線だからこそできる方法です。

KDDI によるau one メールの提供など、最近携帯メール関連のニュースが目につくことが多かったので、携帯メールのポータビリティについて、少し考えてみました。

そもそもメールアドレスポータビリティは必要なのか

個人的には、メールアドレスが変わってしまうことにさほどの抵抗はありません。若年層のユーザはかなり頻繁にメールアドレスを変更するというデータをみた覚えもあるので、僕だけではないでしょう。しかし、だからといってポータビリティが不要だとは思いません。ポータブルであるに越したことはないです。

ただし、アドレス自体が不変である必要はないと思います。単に、アドレスを変更した後もメールを受信できればいいだけです。ユーザがキャリアを変更した場合、転出側のキャリアは旧アドレスから新アドレスにメールを転送するくらいのことはすべきではないのか。

ドコモと au は、お互いの転出したユーザに電話がかかってくると、「この人の電話番号は〜に変わりました」と音声ガイドを流してくれるサービスも提供しています。同様に、転出者に対するメールの転送サービスも当然提供すべきであるはずです。

携帯電話のメールアドレスは単なる宛先ではない

携帯電話のメールアドレスは PC よりも特殊で、メールアドレスがユーザの契約証明として使われることがあります。例えば、携帯サイトにユーザ登録する際、利用出来るメールアドレスは、キャリアの提供するアドレス(xyz@docomo.ne.jp や xyz@ezweb.ne.jp や xyz@softbank.jp)に限定されていることが多いです。これは、メールアドレスを限定することで、ユーザが携帯電話の契約者であることを保証するためです。ほかにも、迷惑メール対策として、キャリアの提供するアドレス以外からのメールは受信拒否される可能性があります。

このように、携帯電話のメールアドレスは、単なる宛先以上の意味がありすぎて、単に誰かが全キャリアで使えるメールアドレスを提供すればよいというものではないと思います。携帯電話の世界は、キャリアの提供するメールアドレスに依存しすぎています。

つまり

上にも書いたように、個人的にはメールアドレスなんか変わってしまってもいいけど、せめて転送くらいしてくれよと思います。最終的には、使い勝手の良いインタフェースを備えたウェブメールが携帯メールを置き換えてくれることを期待しています。そのほうが安全だし、どこでも読めるし。その意味では、au one メールの将来には非常に期待するところです。

でんぞう

2007/07/10

でんぞう:自分のオモイとあの人のオモイがマッチするかもしれないサービス

起業した先輩が、最近新しい携帯サイトを公開した模様。宣伝に協力してみます。CNETにも[紹介されていました](http://japan.cnet.com/mobile/story/0,3800078151,20351844,00.htm)。

> でんぞうは、「好き!」「元気してる?」「ありがとう!」「Good!」など、さまざまな思い(オモイ)を自分の代わりに伝えてくれるサービス。3キャリアに対応し、会員登録は必要だが利用料は無料。

Twitter 以後、ごく小さな情報をボソっとつぶやいたり送りつけたりするサービスが増えていますが、一応そっち系に分類されるコミュニティサービスなのかな。雰囲気はかなり独特です。

一人じゃ遊べないので、興味を持った人は友達と試してみてください。

先日、携帯電話を替えました。これです。

M702iS RED

自身初のMotorolaです。実はケータイのお仕事もしている私、割とケータイマニアの気がありまして、年1回ペースで機種を替えています。この1年はSO902iを使っておりました。

今回購入した Motorola の M702iS、世界的にはMOTORAZRという機種ですが、この機種のREDカラーは(PRODUCT)REDブランドの商品でもあります。このブランドの商品を買うと、売り上げの一部がアフリカのエイズ対策プログラムに寄付されます。別に寄付したくてこの機種にしたわけではないのですが、欲しい商品を買うとそれがたまたま寄付されるわけで、悪い気分ではありません。(PRODUCT)REDもそれを期待していることでしょうし。M702iSの場合、機種自体の料金に加え、月々の通話・通信料の1%がドコモから寄付されるようです。すばらしい。

で、機種自体の感想ですが、こんな感じ。

いい点

・デザイン
・高級感
・レスポンスがよい

デザインは好みがあるので一概には言えませんが、レスポンスの良さは FOMA にしてはかなりのもの。

悪い点

・欧米か!と思わせる入力インタフェース
・アドレス帳まわりの貧弱さ
・メール周りの貧弱さ

インタフェースは慣れなので、別にいいです。

アドレス帳は50音での分類表示はできず、全員の情報がリスト表示され、そこから探すというもの。ただ、検索するに当たり、リスト表示された状態でキー入力すると、インクリメンタル検索になって結果が表示されるので、慣れれば良いインタフェースかも。

メールは、新規メール作成時の送信先アドレス入力の標準が直接入力で、アドレス帳からあて先を選ぶにはメニューを開く必要があるとか、ちょっとどうかと思うインタフェースも。普通アドレス帳から選ぶんだから、そっちを優先して欲しいのですが。

また、メールのフォルダへの自動振り分け機能はかなりお粗末。アドレス帳のグループ単位では振り分けできず、メールアドレスで振り分けたいなら1件1件選ぶ必要があります。それでも最大8件しか選べないので、振り分けはあきらめました。必須機能ではないですね。

結局どうなのか

と、悪い点ばかり書いたものの、デザインや高級感にはかなり満足です。所有欲を満たしてくれます。変なのが好きな人にはおすすめですよ。