69sixty nine
2007/08/18
書店へ行くと新刊コーナーに並んでいたので、何となく購入しました。一緒に並んでいた『半島を出よ』とどちらを買うか迷ったのですが、他に色々買ったので、安くて薄いこちらを買いました。
これは、村上龍さんが自分の高校時代を描いた小説です。数年前に映画化されていて、映画は見た覚えがあったので、何となくあらすじは覚えていました。今回読んでみて、映画が原作の途中までで終わっていることを初めて知りました。また、純粋におかしくて笑える一冊でした。
全編通じて、「人生楽しんだ者勝ち」という考えに満ちていて、自分と比較して焦りを覚えてしまいました。村上龍さんはあとがきで「若者の特権は「時間という資源」だけだ」と書いています。自分はまだ若者だと思っているけど、与えられた時間をもっと全力で楽しんでやらなきゃダメだな。