Adobe LabsSpry という Adobe 製の Ajax フレームワークが公開されています。Adobe によると、Spry とは

The Spry framework for Ajax is a JavaScript library for web designers that provides functionality that allows designers to build pages that provide a richer experience for their users. It is designed to bring Ajax to the web design community who can benefit from Ajax, but are not well served by other frameworks.

であり、つまりは Web デザイナーが利用することを想定した JavaScript ライブラリだそうです。@IT にも記事がありますが、 Spry を使うと XML データから動的なページを生成することができます。しかも、デザイナー対象であることから、JavaScript によるコーディングは必要最低限に抑えられています。

ところで Rails 1.2 には新しいジェネレータとして「scaffold_resource」が追加されています。scaffold_resourceで足場を生成すると、通常の scaffold とは異なり、REST 風味のリソース操作が可能になるというのは以前に書きましたが、scaffold_resource を利用すると、さらにリソースの XML 出力まで可能な足場を生成してくれます。例えば、ブログを開発するために、記事のモデル(Post)とコントローラ(PostsController)を作ったとすると、scaffold_resource の場合、

GET /posts

で記事一覧の HTML を取得することができますが、さらに

GET /posts.xml

とするだけで記事一覧の XML を取得することができます。

ここでやっと本題ですが、scaffold_resource を使うとリソースの XML 出力を簡単に得ることができるので、Spry を使うのも簡単じゃない?と思って使ってみました。

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