Google Analytics

2007/05/11

このブログは Google Analytics を利用してアクセスログを集計していましたが、ここしばらくログを収集できていませんでした。最近 Google Analytics のインタフェースが改善されたことですし、このブログでの Google Analytics の利用方法をメモしておきます。

Google Analytics を利用するには、まず Google Analytics にユーザ登録し、アクセスログを収集するサイトの URL を登録します。すると、以下のようなアクセスログ収集用の JavaScript が生成されるので、その JavaScript を自分のサイトに含めるだけです。

[nice_code]<script src=”http://www.google-analytics.com/urchin.js&#8221; type=”text/javascript”>
</script>
<script type=”text/javascript”>
_uacct = “XXXXXXXXXX”;
urchinTracker();
</script>
[/nice_code]

XXXXXXXXXX の部分にはサイトごとに異なるコードが入ります。

このブログは WordPress で作られていますので、上の JavaScript を出力するには、WordPress のテーマファイルに上のコードを追加する必要がありますが、そうするとテーマ変更のたびに JavaScript を追加する必要があり面倒です。そこで、専用のプラグインを利用することにしました。

WordPress 用の Google Analytics はいくつかありますが、このブログではシンプルな Tam-google-analytics を使わせていただいています。高機能なプラグインの中には、Google Analytics のグラフなどを WordPress の管理画面から閲覧することができるようなものもありますが、ここでは単にログを収集するだけのプラグインを選びました。

Tam-google-analytics をインストールすると、WordPress の管理画面に Google Analytics の JavaScript を入力する設定画面が追加されます。ここに JavaScript を設定すると、ブログのフッタ部分に JavaScript が出力されるようになります。Tam-google-analytics は設定したコードを単にフッタ部に出力するだけなので、Google Analytics のコードに限らず、常にフッタに出力したいものを設定しておくことも可能でしょう。また、管理画面にログイン中のユーザがブログにアクセスした場合にはコードが出力されないため、管理者のアクセスが Google Analytics で集計されることがなく、便利です。

ところで、今回このブログでログを集計できていなかったのは以下のような理由からです。Tam-google-analytics は、WordPress の wp_footer() 関数を呼び出した場所に、設定したコードを出力します。ところが、現在このブログで利用しているテーマが wp_footer() 関数を呼び出していなかったため、テーマを変更した以後、ログを収集できていませんでした。

WordPress では、プラグインが独自のデータを出力することができるように、さまざまなフック関数が定義されており、wp_footer もその一つです。したがって、全てのテーマはこれらのフック関数を含んでいるべきなのですが、今回たまたまフック関数が含まれていないテーマを利用していたため、Google Analytics 用の JavaScript が出力されませんでした。

このように、フック関数の不備によりプラグインが機能しないことがありますので、注意が必要です。

読書ログ

2007/05/9

先日までに読んだ本メモ。

シリコンバレー精神

ウェブ進化論の梅田さんの本。シリコンバレーにおける、企業家とベンチャーキャピタルの関係がよくわかる本。シリコンバレーのベンチャーは、「失敗しても返さなくていい資金」をベンチャーキャピタルやエンジェルから投資として調達し、借金なしで冒険する。日本の大企業の社内ベンチャーってこのタイプに近いのかな?

梅田さんといえば、「フューチャリスト宣言」も読まなきゃ。

プログラマの数学

カルノー図とか、再帰とか、対角線論法とか、大学で習ったようなことを思い出させてくれた。すごく読みやすかったし。

まったく、いかに多くの知識を忘れてしまっていることか。本当、もったいない。

MS、「Silverlight」を複数プラットフォーム対応へ - CNET Japan

によると、Microsoft の Flash 対抗製品「Silverlight」でダイナミック言語サポートが追加され、そこにはRubyも含まれるらしい。

Silverlight には Windows(IE と Firefox)、Mac(Safari)用の .NET Framework が含まれるらしく、これだけでも十分すごいと思うのですが、さらにダイナミック(スクリプト)言語を使った.NETアプリケーションの開発を可能にする「Dynamic Language Runtime」も開発中で、Ruby と Python と JavaScript がサポートされるようです。

今のところDLRはSilverlight 1.1に搭載予定(ちなみに1.0が今夏リリース予定)だそうですが、将来的には通常の .NET Framework にも DLR が搭載されるようになるんでしょうね。

JRuby も盛り上がってるし、最近の Ruby はブームを越えてきましたねえ。

先日、携帯電話を替えました。これです。

M702iS RED

自身初のMotorolaです。実はケータイのお仕事もしている私、割とケータイマニアの気がありまして、年1回ペースで機種を替えています。この1年はSO902iを使っておりました。

今回購入した Motorola の M702iS、世界的にはMOTORAZRという機種ですが、この機種のREDカラーは(PRODUCT)REDブランドの商品でもあります。このブランドの商品を買うと、売り上げの一部がアフリカのエイズ対策プログラムに寄付されます。別に寄付したくてこの機種にしたわけではないのですが、欲しい商品を買うとそれがたまたま寄付されるわけで、悪い気分ではありません。(PRODUCT)REDもそれを期待していることでしょうし。M702iSの場合、機種自体の料金に加え、月々の通話・通信料の1%がドコモから寄付されるようです。すばらしい。

で、機種自体の感想ですが、こんな感じ。

いい点

・デザイン
・高級感
・レスポンスがよい

デザインは好みがあるので一概には言えませんが、レスポンスの良さは FOMA にしてはかなりのもの。

悪い点

・欧米か!と思わせる入力インタフェース
・アドレス帳まわりの貧弱さ
・メール周りの貧弱さ

インタフェースは慣れなので、別にいいです。

アドレス帳は50音での分類表示はできず、全員の情報がリスト表示され、そこから探すというもの。ただ、検索するに当たり、リスト表示された状態でキー入力すると、インクリメンタル検索になって結果が表示されるので、慣れれば良いインタフェースかも。

メールは、新規メール作成時の送信先アドレス入力の標準が直接入力で、アドレス帳からあて先を選ぶにはメニューを開く必要があるとか、ちょっとどうかと思うインタフェースも。普通アドレス帳から選ぶんだから、そっちを優先して欲しいのですが。

また、メールのフォルダへの自動振り分け機能はかなりお粗末。アドレス帳のグループ単位では振り分けできず、メールアドレスで振り分けたいなら1件1件選ぶ必要があります。それでも最大8件しか選べないので、振り分けはあきらめました。必須機能ではないですね。

結局どうなのか

と、悪い点ばかり書いたものの、デザインや高級感にはかなり満足です。所有欲を満たしてくれます。変なのが好きな人にはおすすめですよ。